円形脱毛症は、人の視

円形脱毛症は、人の視線が気になる病気です。特に女性の場合は、ほとんどの人が恥ずかしいと感じます。頭の一部に、十円硬貨大の丸い脱毛部分ができる病気です。昔はよく、十円ハゲと言っていました。何の前触れもなく、気がついたら脱毛していた、というのがほとんどです。
円形脱毛症の種類には、単発型、多発型、全頭型、汎発型、などがあります。単発型が最も多く見られます。多発型は２個以上の円形脱毛症で、全頭型になると全部の髪の毛が抜け落ちます。汎発型になると、頭部以外のひげやすね毛など、体毛が抜け落ちるようになります。
現在、円形脱毛症が発症する原因の一つは、病毛部にリンパ球が多く集まるからだと言われています。これは免疫異常であり、毛根を壊すことで発症すると考えられています。心理的なストレスやプレッシャーは脱毛症の単独要因ではないと言われますが、心労時に円形脱毛症が多く発症します。
円形脱毛症の治療に、注射、塗り薬、内服としてステロイド剤が処方されることがあります。また紫外線をあてる、PUVA療法もあります。これらは、皮膚科などの診察を受け、医師から処方される治療法です。精神的な問題の場合は、６ヶ月ほどで自然に治癒するとも言われています。