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最近、手根管症候群が関心を集めています。手の指の痛みやしびれを訴える女性が増えているのです。手根管とは、手のひらの付け根のところの、長さ3cmほどのトンネルの部分です。手根管の中の圧力が高くなると、手根管の中を通っている神経が圧迫されて、手指にしびれや痛みを感じるようになります。そのまま放っておくと、ものをつかみにくくなり、ネクタイが結べにくくなったりします。手根管症候群は中年の女性に多く見られる病気です。
手根管症候群は特に原因が見あたらないことが多いのですが、手首の脱臼や骨折による変形、1日中キーボード操作をしたり、皿洗いや草取りなど、手作業を頻繁に行う場合にも起こります。人工透析を長期にわたって受けている患者は、透析でアミロイドという物質が手根管にたまり、発症しやすくなります。また、中年期の女性の妊娠中や出産前後、閉経前後にも起こりやすいといわれています。
手根管症候を診断するには、知覚検査や電気生理学的検査などで診断を確定します。簡単な自己診断法がありますので紹介しましょう。 一つは、手根管のあたりを叩くとしびれのある指まで痛みが伝わります。もう一つは手首を下に曲げたまま(又は上に曲げたまま)にしていると、手指のしびれが60秒以内に強くなります。また、ファーレン・テストというものがあり、手首と指を脱力し、手首を垂れ下がった状態にします。60秒以内にしびれが強くなると手根管症候群の可能性があります。まずは専門医の診断を受けましょう。
手根管症候群は、症状が軽い場合は、手首を装具で固定したり、症状によっては消炎鎮痛薬を服用したり、ステロイドを手根管に注射したりします。このような保存療法を行っても症状がよくならない場合は手術をします。手術の方法は、手首の手のひらの部分を切開して神経の圧迫を取り除く方法と、病院によっては内視鏡を用いた手術を行う方法があります。


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